カメラ

初心者におすすめ!サッカー撮影用カメラの選び方

あなたにとって今でも忘れられない試合はありますか

あの日、あの時、あの瞬間
瞳を閉じれば、すぐに思い出せる試合

薄れゆく記憶の中で、その一瞬一瞬を何らかの形で残すべく
その人が、その時、そこにいた証を残すため

そして過去を振り返るためだけでなく、未来に語り継ぐため
カメラを手に、写真を撮ろう!

なぜ写真を撮るのか

「写真を見るのが好き」や「写真を撮るのが楽しい」など、カメラを手するキッカケは人それぞれです。

では、サッカーに限らず、スポーツを観る者としてファン・サポーターという立場から考えた時に「なぜ写真を撮るのか?」

この問いに対する答えも人それぞれですが、少なくとも私にとってはこれが応援なのです。

サッカーのファン・サポーターと聞くと一般的に連想されるのは、戦況を見守りながらも時に声を張り上げ、時に全力で手を叩きながら贔屓チームを鼓舞し、ゴールが決まればどっからそんな大声が出るんだよというくらいの雄叫びを上げて喜ぶ、そういうイメージかもしれません。

でも全員が全員そうする必要があるのは思ってませんし、声を張り上げなくても別の形で応援を、想いを伝えるやり方もあります。

写真を撮るというのは、その一手段であり、過去でもなく未来でもなく、今この瞬間を切り取ることができる写真。

あなたの撮った1枚が誰かの喜びに繋がるのなら、それは応援と言えるのではないでしょうか。

カメラの種類:一眼レフとコンデジ

一口にカメラと言っても一眼レフのようにカメラ本体とレンズが別々になっているものがあれば、一方でカメラ本体とレンズが最初からくっ付いていて一体型となっているコンパクトデジタルカメラ(通称:コンデジ)があります。

コンデジは、一体型ですのでコンパクトで軽く、撮影シーンに合わせてレンズ交換をする必要はなく、簡単に撮影できて価格がリーズナブルという特徴はありますが、逆に言えばレンズが交換できないため購入後に性能を変えることはできません。

そうした中で今回はサッカーを撮るに当たってどのカメラが良いかという話であり、選手達のプレーしている姿を撮りたいと思うなら目まぐるしく移り変わる試合展開の中で次に何が起こるかを予測しながらブレずにしっかりとピントを合わせて撮らなければなりません。

そのためには自動で被写体にピントを合わせてくれる機能=オートフォーカスの速度が鍵となってきます。

現状ではコンデジよりも一眼レフのほうがオートフォーカスの速度が優れているため、初心者の方にとって少しでも撮影をするに当たってのハードルを下げるべく、コンデジよりも一眼レフのほうをお勧めします。

カメラメーカー

家電量販店などに行ってカメラコーナーを覗いてみると、色々なメーカーからカメラが販売されていることが分かります。

選手同様カメラにもメーカー毎に特徴は変わってきますが、今回は「サッカーを撮る」という目的がありますし、日本の市場においてもそうですし、またスポーツ撮影の現場においてプロのカメラマンの方々がどのメーカーを使用してるかと言ったら殆どの方がキヤノンかニコンのどちらかです。

ですので初心者の方にとっては、どちらかのメーカーのカメラを購入しとけば間違いはないと言えます。

ただ、キヤノンのカメラに対してレンズはニコンを使用することはできず、カメラの本体がキヤノンならばレンズもキヤノンを使用しなければならないため、メーカー選びは今後のカメラライフを左右すると言っても過言ではありません。

キヤノン

キヤノンのカメラはオートフォーカスの速度が良く、スポーツなど素早く動く被写体を撮るのに適していると言われています。

また、同じものを撮ってもメーカーによって色味は変わってきますが、キヤノンのカメラで撮ってみると色合いが鮮やかであり、見た目よりも賑やかな色合いに仕上げてくれます。

ニコン

ニコンのカメラは、どれだけピントが速くても微妙なズレがあっては最終的に…という考えからオートフォーカスの精度が良く、風景や商品など静止画を撮るのに適していると言われています。

色味に関しては、ホワイトバランスの機能が優れていることから見たまま、ありのままの自然に忠実な色を出すとされています。

メーカ毎に違う操作性

キヤノンとニコンのカメラについての特徴を上記で述べましたが、カメラ全体に対して機能毎にボタンの配置が散らばっているキヤノンに対し、ニコンはなるべくボタンを集結させていることから操作性についても違います。

そうした中で最大の違いは、レンズの回転が逆なことです。

キヤノンの場合は反時計回しに、ニコンの場合は時計回しにレンズを回すことで距離が長くなっていき、遠くにあるものを大きく撮ることが出来ます。

回転方向が真逆になりますが、これはズームにしていくとニコンの場合、脇が開いていき、脇が開くと安定性に欠けるため閉め直さないといけなく、僅かな時間のロスによって一瞬のチャンスを逃す危険性が潜んでいます。

エントリー機よりも中級機

初心者だし初めてカメラを買うのだからまずはエントリー機の購入を検討する方も多いと思いますが、正直お勧めはできません。

エントリー機自体に何か問題があるというわけではありませんし、使いこなせるかと不安を抱える方もいるでしょうが、双方に画質の違いはほとんどなく操作をしっかりと覚えてしまえばより性能の良い中級機のほうが将来的に満足して使い続けられます。

また、予算の都合で後々という考えからエントリー機を購入し、慣れてきてから中級機を買うという方もいますが、それでしたら最初から中級機を購入したほうが結果的にコストの削減にも繋がりますし、カメラにのめり込めばのめり込むほど、より良いカメラを欲しくなってしまうのが人間の性です。

それに良いカメラを買っとけばカメラのせいにできなくなりますし、その分、腕を磨こうと努力するので前向きに取り組めるようになります。

撮影する上で欠かせないレンズ

カメラのレンズは目的に応じて色々な種類のものがありますが、今回はサッカーを撮るという目的の下でレンズ選びをしなければなりません。

試合前の集合写真ならスマホで十分ですが、試合中のプレーしている姿を撮るのでしたら必要になってくるレンズの種類は「望遠レンズ」一択です。

試合会場によってはスタンドなどと言った立派なものはなく、グランド脇で手を伸ばせば選手に触れられるほどのところから観戦することもあります。

だからと言って試しにスマホで撮ろうとしても目の前でプレーしていない限りは撮っても選手が小さく映り、場合によってはどれが誰だか分からなくなってしまうこともあります。

反対にスタンドがあったら、その分だけ自身の席からグランドまでの距離が遠くなりますので、ある程度離れたところにいてもどの選手が誰だか判別できるよう撮るためにも「望遠レンズ」が必要となってくるわけです。

近年はカメラを購入する場合、本体のみの販売だけでなく、レンズが一緒になったセットで販売されているものも多く目にする機会が増えましたが、遠くにいる選手の表情や様子をしっかりはっきり撮りたいの思うなら300mm以上のレンズを用意する必要があります。

カメラと一緒に購入したほうが良いもの

メモリーカード

これが無いと保存できな…

1試合で撮る枚数が数百という方もいれば数千という方もいますが、1試合撮り終わってパソコンや外付けハードディスクなどに移さず、そのままの状態で次の試合を迎えてしまうなんていううっかりミスが結構あります(←経験者は語る)

ですので、数試合だったら撮り溜めておいても大丈夫なよう32GB以上のものを購入するようにしましょう。

バッテリー

カメラ購入時に1つ付いてますが、フル充電し忘れていたりして撮影途中に切れてしまったり、または夢中になって撮っていると1試合で1000枚以上撮ることもあります。

それで次に撮りたいものがあった時に電池が切れてしまっていては機会損失となり、撮れなくなってしまいますので予備バッテリーも一緒に購入し、持ち歩く癖を付けておきましょう。

おすすめの一眼レフカメラ

いざ、購入を前向きに検討しようとしても沢山の機種がありますので迷ってしまわないよう、ここまでの話を踏まえた上でキヤノンとニコン、それぞれのお勧めを紹介したいと思います。

Canon EOS 90D

発売日:2019年9月20日

オールラウンダーとしてどのシュチュエーションでも対応できるほど非常にバランスのとれた機種となります。

またボディーもコンパクトになっているため、手が小さい方でも無理なく手に馴染んで扱えます。

Canon EOS 80D

発売日:2016年3月25日

90Dの型落ちしたものになりますが、2019年の夏に90Dが発売されたことで値段も落ち着いてきましたし、今現在私も使っている機種です。

Nikon D7500

発売日:2017年6月9日

D500という上級機に近い存在の機種があるのですが、そのD500の高画質と高速性能を軽量・薄型ボディーに凝縮した機種となります。

更に動画撮影をする場合は4Kに対応しているので超高画質で撮影できます。

Nikon D7200

発売日:2015年3月19日

D7200の型落ちしたものになりますが、値段はお手頃ですし、一眼レフの中でも性能はピカ一です。

自分に合ったカメラを見つけよう

どのカメラも本体とレンズを合わせれば10万円を超える買い物になるため、どのカメラが自分に合っているのか見極めることが重要です。

そのため妥協せずに決めなければなりませんし、妥協して購入してしまっては追々後悔しかねません。

ですので自身の意に沿ったカメラを選ぶようにしてください。

その先には、カメラという新たなる趣味との出会いが待っていますし、今までとは違ったサッカーの楽しみ方ができるようになります。

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