Jリーグのある週末が戻ってきたという喜び。
そして勝てなかったという悔しさ。
様々な感情が蠢く中、1戦1戦切り替えるもヨシ! いい意味で引き摺り、それをバネに奮起するもヨシ!
捉え方は人それぞれだが、気持ち1つに勝利を目指す事には変わりなく、リーグ初勝利を手にすべく次節ホーム三ッ沢で迎え撃つのは湘南ベルマーレとなる。
過去の直接対決の成績
日時 | H / A | スコア | 得点者 |
2019年10月19日 J1 | HOME | 3-1 | 仲川 輝人、マテウス、マルコス・ジュニオール |
2019年05月31日 J1 | AWAY | 2-1 | エジガル・ジュニオ、仲川 輝人 |
2019年04月24日 ルヴァンカップ | HOME | 1-0 | 大津 祐樹 |
2019年03月13日 ルヴァンカップ | AWAY | 0-2 | |
2018年10月27日 ルヴァンカップ | AWAY | 0-1 | |
2018年08月11日 J1 | AWAY | 1-0 | ウーゴ・ヴィエイラ |
2018年04月21日 J1 | HOME | 4-4 | ウーゴ・ヴィエイラ × 3、ミロシュ・デゲネク |
通算:23勝3分9敗
直近の試合結果
横浜F・マリノス
対戦相手 | スコア | 得点者 |
7月4日 J1 vs 浦和レッズ | 0-0 | |
2月23日 J1 vs ガンバ大阪 | 1-2 | マルコス・ジュニオール |
2月8日 XEROX vs ヴィッセル神戸 | 3-3 PK:2-3 | マルコス・ジュニオール、扇原 貴宏、エリキ |
2月12日 ACL vs 全北現代 | 2-1 | 遠藤 渓太、オウンゴール |
2月19日 ACL vs シドニーFC | 4-0 | オナイウ 阿道 × 2、仲川 輝人 × 2 |
湘南ベルマーレ
対戦相手 | スコア | 得点者 |
7月4日 J1 vs ベガルタ仙台 | 0-1 | |
2月21日 J1 vs 浦和レッズ | 2-3 | 石原 直樹、山田 直輝 |
2月16日 ルヴァンカップ vs 大分トリニータ | 1-0 | 梅崎 司 |
スタメン予想
横浜F・マリノス
先日行われた浦和レッズ戦ではスタメン発表に合わせ、ファン・サポーターだけでなく練習見学していた記者の方々を含め、多くの人がそうきたか?!と言わんばかりに椅子から転げ落ちるくらい驚いたことでしょう。
ですので今回は、こうくるだろう!ではなく、こうきたら面白いよね!という観点からスタメン予想してみました。
対古巣×2+ヴェルディ4人衆+α=全員J2経験者
題して、チーム・成り上がり
リーグ初勝利へ向けて、ヨロシク!
湘南ベルマーレ
昨年10月に行われたJ1第29節で対戦した時は、これまで3バックを志向してきたベルマーレが1442の4バックを採用してきたが、この時は最終ラインと中盤に空いたスペースを好き放題使うマルコス・ジュニオールを封じる狙いがあった。
だが今回は、相手がボールを保持している時にどうするかという前提の下に今季から取り組んでいる13142の布陣で臨んでくるのではないかと思われる。
前節からの選手の入れ替えについては、ここまでルヴァン&リーグと3戦連続スタメンの石原広教だが、今後の過密日程に備えて一旦休ませつつ、対マリノスということで縦に強い古林将太が来るのではないかと予想。
更に3バックの左にはスピードと対人能力に優れる大野和成を、そして前線にはチームのためなら倒れるまで走り続けられる岩崎悠人を起用ことでプレスの圧力を強める。
怪我・出場停止情報
パク・イルギュ(横浜F・マリノス)
右手骨折のため全治2ヶ月
梅崎 司(湘南ベルマーレ)
左膝内側半月板損傷のため全治3ヶ月
試合内容の展望
再開初戦となった浦和レッズ戦はスコアレスドローとなり、勝ち点1に終わったマリノス。
危険なシーンを何度か作られたがGK梶川裕嗣のファインセーブもあって点を取られなかったと言えるが、それ以上に点を取ることができなかったといった印象のほうが強いため、負けなかったではなく勝てなかったと言える試合だった。
サッカーとは相手チームよりも多く得点したほうが勝つゲームであるから、どんなに良い攻撃を仕掛けようが得点を取らないことには勝てないのである。
そして、アタッキングフットボールを志向する以上は、対戦相手に左右されず、いかなる状況下でも攻撃的なスタイルを貫き、攻めて攻めて攻め倒さならければならず。
なので、今節は相手の出方を気にするよりも矢印を自分たちに向け、如何にして得点を奪うかに焦点を当てることが結果、巡り巡って勝利を掴み取ることに繋がることだろう。
Don't Look Back
道を切り開くのは何時の時代も自分たちを信じ切った者であるならば、我らがマリノスは、前へ前へと力強くプレーすることで勇猛果敢に振舞うのみである。
ポイント① 先取点
先制点を取ったチームが勝つ確率は70%とも言われているため、先取点を奪うことが勝利を手繰り寄せることに繋がる。
昨年、リーグ1の総得点68で1試合平均2.0点を叩き出したのに、今季2試合しか消化してないとは言え、1試合平均0.5は何とも物足りなさを感じずにはいられない。
昨年の得点王である仲川輝人も浦和戦では決定機に力んでしまい得点を上げることは出来なかったが、彼が得点を上げることが出来れば今季もイケるぞ!と自信を持つことになるし、取るべき人が取ることによってチームとしても勢いが生まれるだろう。
なので、先取点を取れるか否かが勝負の分かれ目とも言えます。
ポイント② どこでボールを奪うのか
いくら得点を奪おう!そのために攻め倒そう!と言っても、そもそも論としてボールを保持していないことには攻めることは出来ません。
と言うことは、攻めるためには相手チームからボール奪取する必要があります。
そうした中で御存知のようにマリノスが守備する時は、攻守の切り替えにおいて労を惜しまずハードワークし、ハイプレスで相手に圧力を掛けるともに全体をコンパクトな陣形を保つべくハイラインにすることで圧倒する。
相手ゴールに近いところでボール奪取できれば、当然ながら自陣でボール奪取するよりもその分だけ移動距離&時間が短く手数を掛けずに攻撃できるし、相手チームに守備の陣形を整える時間も与えなくて済みます。
ですので、どこでボールを奪うのかとともに(モニター越しだと確認しづらいと思いますが…)ボールを奪った時にボールと相手ゴールまでの間に何人の選手がいるか見てみると良いでしょう。
相手チームの選手が少なければ少ないほど邪魔する者がいないということになるため、それに比例して得点する確立も上がることを意味します。
ポイント③ ボールは運ぶものであり動かすものである
どこでボールを奪うのかにもよりますが、得点したいからと言ってボール奪取した次の瞬間にシュートを撃つなんていうのは稀です。
ボールを奪ったら、次は相手ゴールに近づいていき、そしてここぞという場面でシュートを撃つというのが一般的な流れになります。
そして相手ゴールに近づくということは、ボール自体を前進させる必要があり、状況に応じてドリブルをしたりパスを繋いでいったりしますが、「パスを繋ぐ」ということについて更に細かく言うならば、数パターンに分けることができます。
DFがボールを持ってる時に縦方向へ速いパスを出す事で攻撃へのスイッチを入れたり、MFがボールを持っているならば壁パスを使って前に行こうとするのか、付近にいる選手にボールを預けてフリーランニングするのかなど。
逆に言うならば、パスを出すということは受け手がいて初めて成り立つわけですので、ボールを持っていない時に何ができるかが問われることになります。
ましてや今回の対戦相手である湘南ベルマーレは上記のシステム図からも守備時においては3バックではなく5バックになることが想定されるので、ゴール前のスペースが無い中で得点の匂いを嗅ぎ分けるべく、個々の動きの質が重要視されます。
ですので、パスを出して終わりではなくパスを出した後にどういう動きをしているのかなど、漠然と試合を見ているとついついボールを中心に見てしまうという方は、場面場面に応じてボールではなく1選手の動きを追い続けながら見ると、より観戦力が高まって楽しめるようになります。
まとめ
過密日程による総力戦のため、誰が出るかという楽しみとともに誰が出ても質を落とさず、勝利を手にするべく全員で戦い抜くことが求められます。
久々のホーム・ニッパツ三ツ沢球技場。
ここで勝たずして、いつ勝つのか。
錨を上げ、横浜に勝利を!